東京トウモロコシは、少し買われるところがあっても、大相場にはなりにくい

東京トウモロコシは、一進一退の動きとなっております。売り方針に変わりありませんが、今は天候相場という事もあり、なかなかシカゴ市場でファンド筋も売り叩けないでいるようです。

今週末に、米農務省から需給報告があります。先週日本時間火曜日朝方に発表されました作況報告で、良以上が65%と昨年よりも落ち込んだことを考えますと、米農務省での需給報告で単収が下方修正されることでしょう。それは、シカゴコーンに織り込まれていることでしょう。

本日のコメントでは、15~17年の東京トウモロコシの高値と、ドル円、期末在庫についての関係性をお話ししようと思います。

まず初めに、15年の東京トウモロコシの高値は28590円、ドル円は122円平均、期末在庫17億7100万Bu(6月時点)となります。翌16年は23750円が東京トウモロコシの価格、ドル円105円平均、期末在庫は20億0800Bu(同)、今年はドル円110円~115円、期末在庫21億1000万Bu(5月時点)となっております。為替分で考えますと、もう少し高い値段があっても不思議ではありませんが、期末在庫が20億Bu台ならば、昨年の価格を上回ることは考えにくい。なぜならば、今年に限っては期初在庫が22億9500万Buありますので、今年仮に天候が悪化したとしましても、大相場にはなりにくいと考えております。

よって、〇〇〇〇〇円台は引き続き売り方針とします。

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