天候相場ではなく、需給相場のトウモロコシ。

キャプチャ (20)

以前から東京トウモロコシ21000円前半は買い方針とし、今現在需給相場であるため22000円はないと考え、21500円を超えたところでは買い玉の利食いとしてきました。結果、会員サイトでは、10月16日に利食いが成立しております。

さて、ここからの東京トウモロコシ相場ですが、シカゴ市場においてのファンドの売りポジションは変わっておりません。むしろ、売りポジションが増えているようにも思えます。そのため、安値を売る必要はありませんが、戻したところは新規売りしていこうと思います。

 その理由としましては、需給相場であること。そのため、供給が過剰であるという事は上値を抑えることになり、天候相場で買われました22000円以上は、円安・海上運賃高がない限り困難と考えております。需給相場について付け加えますと、上記のチャートになります。上記のチャートは、シカゴコーンとエタノール価格を重ね合わせたものになります。エタノール価格が低迷しているのが理解できます。エタノール価格が低迷しているという事は、シカゴコーンの需要が落ち込むことになりますので、シカゴコーンにとってはマイナス要因です。

 ただし、安値を売る相場でないとしていますのは、ファンドが大量に売っていることと、収穫進捗率が28%と例年よりもかなり遅れているといったところになります。必ず、収穫されるわけですので、大きく上昇することはないと考えておりますが、これらの要因がくすぶっている以上、大きく売られる相場ではありません。

 

 ここから東京トウモロコシは、戻ったところ(相場の反発)をワンポジション売ってみるのが良いでしょう。ただし、〇〇〇〇〇円を上回った場合は、一旦売り玉撤退し、更に上値を待っての売りとします。それ以外は、時間の経過が相場の下落を誘うと考え、売りポジションは維持するのが良いでしょう。

 

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